BLOG医院ブログ

2024.09.24

10月の臨時休診のお知らせ

学会参加のため、10/15(火)〜10/22(火)、10/26(土)は、臨時休診させていただきます。 通院中の患者様にはご迷惑をおかけいたしますがどうぞよろしくお願いいたします。 10/15(火)〜10/22(火)、10/26(土) 学会参加のため休診 休診日カレンダー

2024.06.20

夏期休業のお知らせ

夏期休業のお知らせ 当院では、下記の日程にて休業を予定しております。 7月21日(日) 休診 7月22日(月) 休診 7月23日(火) 休診 7月24日(水) 休診 7月25日(木) 休診 7月26日(金) 休診 7月27日(土) 休診 7月28日(日) 休診 7月29日(月) 休診

2024.05.18

甲状腺眼症について【その3】

こんにちは   5月ですが、だんだん日差しが強くなってきましたね   ところで、、、、先日のことですが、目をこすったときに何か菌がはいったのか 結膜炎になってしまいました   家に転がっていた抗菌の点眼薬を見つけて、点眼したんですが、   点眼するたびに目が痛くなる どんどん見えにくくなってくる   これはおかしいと、目薬を見たところ 見えにくい。。。よく見てみる。   使用期限が2020年6月   4年ぐらい過ぎてます。   目薬って、使用期限切れたらどうなるんだろーとは思ってましたが、 目が痛くなるんですね。。。目薬してから半日よく見えませんでした。   目の表面が少しあれるだけで全然見えなくなりますね。 用法用量、使用期限は守りましょう   ところで、今回は“甲状腺眼症 その3”としてお話しをします。 眼球突出に対する手術(眼窩減圧術と言います)に関してです。   甲状腺眼症では、目の後ろにある脂肪や筋肉に炎症が起こって 目がとびでてくるわけですが、ある程度までの眼球突出に関しては、 機能ではなく見た目を治す手術になります。   また眼窩減圧術という手術が、単独では日本の保険診療に含まれていないため、 現在日本では保険適用下に眼窩減圧術はできません。 くわしく書くといろいろ事情がありますが、、、   甲状腺眼症でもひどくなると、視神経(目の後ろにあって脳につながる神経) に圧迫がかかって失明するリスクが高くなりますが、 この場合は眼窩内腫瘍摘出術という保険診療での術式で なんとか手術が可能です(議論はあります)。   さて、眼窩減圧術の方法ですが、2つやり方があります。   1つは、目や、目の後ろにある脂肪や筋肉を取り囲む骨を削る骨減圧 もう1つは、目の後ろにある脂肪を除去する脂肪減圧です。   骨減圧は骨を削ることによって、目の後ろのスペースを広くして 眼球を元の方向に戻します。   ただ、どの程度骨をけずれば、どの程度目がへこむのかということが分からず、 また、術後に斜視がでて、物が二重に見えることが多いことも問題です。 つまり、合併症が多く、正確性に欠ける手術になります   一方、脂肪減圧では、脂肪を1ccとれば、約1mm目がへこむことが わかっているので、下の患者さんのように左右非対称に突出している場合でも、 見た目をそろえにいくことが可能になります。     最後まで読んでいただきありがとうございました 関連記事

2024.05.10

5月・6月の臨時休診のお知らせ

学会参加のため、5月11日(土)は、お休みさせていただきます。 また、6月8日(土)は、臨時休診させていただきます。 通院中の患者様にはご迷惑をおかけいたしますがどうぞよろしくお願いいたします。 5月11日(土) 学会参加のため休診 6月8日(土) 臨時休診 休診日カレンダー

2024.05.03

甲状腺眼症について【その2】

若甦(じゃっこう)買ってみました! こんにちは GWまっただなかですが、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか? わたしは、副鼻腔炎からの後鼻漏で咳が出るため療養中です 何も予定入れてなくてよかった。 当院のスタッフに元舞妓さんがいるので、「舞妓さんの中で伝わる、咳がでるときに飲んでた秘伝の特効薬とかないですか?」と聞いたところ、「そんなのないです。でも体調わるいときみんな飲んでたドリンクはありますよー」とのことで、 買ってみました。   副鼻腔炎の薬の内服と鼻うがいはしてるんですけど、早く治したいので、試してみます。   今日は「甲状腺眼症状」の続きのお話について ところで今回は甲状腺眼症の続きのお話しをします。   甲状腺眼症に対する治療としては、活動期と言って、目の周囲の組織に炎症が起こっている時期に適切に炎症を抑えることが最も重要です。   ときどきステロイドの内服が長期間行われることがありますが、これは効果がそれほどない上に、顔に脂肪が沈着してお月様のような丸い顔になっていったり(満月様顔貌といいます)、そのほかにも副作用が多いので、おすすめではありません。   炎症を抑えるには重症度に応じて、ステロイドの点滴や、眼窩内へのステロイドの注射が選択肢になってきます。   眼窩内へのステロイドの注射は、眼窩内の適切な深さに注射をする必要があり、眼形成外科医でないと行うのはむずかしく、また当院のグループ以外のクリニックで適切にできるところはほとんどありません   活動期は、タバコを吸わない人で平均1年ほど、タバコを吸う人で2-3年ほど続き、その後、非活動期に入ります。   「甲状腺眼症」発症後、元の状態に近づけるには、手術が必要です 非活動期に入るとまぶたの腫れや眼球突出などは変化しなくなりますが、元の状態に近づけるには手術が必要になります。   血液中のセレンの濃度が甲状腺眼症の重症度と関係している? ところで、「血液中のセレンという物質の濃度が甲状腺眼症の重症度と関係している」という報告があります。 ただ、セレンはパンやスパゲティ、豚肉などに含まれていて、一般的な日本人は必要量の3倍近くセレンをとっていますので、食事と別にセレンを摂取する必要はありません。   その他の報告として、「ビタミンD不足は甲状腺眼症、多発性硬化症、関節リウマチ、SLEなど多くの自己免疫疾患の増加と関連している」との報告があります。   ビタミンDは、B細胞分化の阻害やT細胞分化の抑制など、免疫調節において重要な役割を果たすことが示されています。   9割以上の日本人が「ビタミンD不足」 さきほどのセレンと違い、98%の日本人が「ビタミンD不足」に該当します   甲状腺眼症におけるビタミンD補給に関しては、現時点での研究では観察段階となっていますが、感染症予防や、がんのリスク低下に関与しているため、食事から意識して摂取してもいいかもしれません   最後まで読んでいただきありがとうございました 関連記事

2024.04.24

甲状腺眼症について

こんにちは   先週末は日本眼科学会で教育セミナーでの講演があったので、東京に行ってきました。     夜は眼腫瘍や眼形成を専門とする先生達とごはんに行って、長い間消化不良だったことが解決したので、その話を少し書いて、その後甲状腺眼症の話を書きます。   「目がでてようが、まぶたの形が多少変だろうが、そんなの問題ない」への違和感 眼腫瘍の分野で有名なA先生から、「目がでてようが、まぶたの形が多少変だろうが、そんなの問題ないそんなの治さなくていいんだよ。命さえ大丈夫だったらそれでいいんだよ。それが一番大事」と飲み会のたびに、よく言われてました。 言ってることはよく分かる。けど、「んー、いや違うんだけど」と、腑に落ちてませんでした。   しかし今回、眼腫瘍の診療を数十年しているB先生と話をして、その言葉の根っこにあるものが何となくわかりました。   B先生曰く「眼腫瘍という世界からまぶたの手術を始めると、まずは命のために、腫瘍をとりのぞく。例えばまぶたの大きい腫瘍をとりのぞくと、皮膚に大きな欠損ができる。そこをつなげようとすると、まぶたは変な形になってしまう。 自分では少し変な形に仕上がったなーと思っても、患者さんには「ありがとうございました」とものすごく感謝される   本当にものすごく感謝される。感謝されるから、これでいいんだと思ってしまう   でも今、眼腫瘍の世界から少し離れて、普通のクリニックで、まぶたの手術をしてみると、今まで見慣れてきた仕上がりではだめなんだと気づく。見慣れてきた仕上がりでは感謝されない。今はふつうのまぶたの手術の勉強をしてるよ」とのこと。   患者さんからの感謝はモチベーションの一つであり、それが診療のバロメーター 医者にとって、患者さんからの感謝はモチベーションの一つであり、それが診療のバロメーターでもあります。   医者は、その病気の手術をしたことがない、治療をしたことがない、つまりその病気の患者さんから感謝を受け取ったことがない場合、それは治す必要ないんじゃないかと評価をしてしまうことがあります   その代表的な病気として甲状腺眼症があります。内科の先生や、一般眼科の先生に、外見が変わってきたと患者さんが説明しても、それは治さなくていい、もしくは治せないと言われることも多いです。甲状腺眼症は私達のクリニックのグループで最も治療に力を入れている病気の一つです   甲状腺眼症とは、自分を守るための自己免疫システムの一部に破綻が起こり、目の周りの組織に炎症が起こって、   眼球が飛び出てきたり(眼球突出)、 まぶたが腫れたり (眼瞼腫脹)、 物が二重に見えたり (複視)する病気です。   多くはバセドウ病や橋本病といった甲状腺に関する病気と一緒に起こります。   甲状腺眼症による眼球突出に対して、「目より奥にある脂肪を減らす」美容的な手術ができるのは、当クリニックのグループだけです   目が飛び出てくると、「目が圧迫される感じがする」という違和感が出たり、「自分の顔の変化に気持ちが追いていけず、鏡を見るのも、外に出るのもいやになった」という患者さんもいます   脂肪を減らす手術(減圧手術)を行うことにより、鏡も見れて外出することが楽しくなったと感謝してくれる患者さんは多いです。   当院での「甲状腺眼症」治療症例   目のでっぱりが気になる患者さんはぜひご相談ください。最後まで読んでいただきありがとうございました 続きはこちら 関連記事

診療時間
8:15〜17:15 - -

[休診日]月曜・日曜・祝日
※水曜は12時まで診療(お電話は17:15まで受け付けております)
※当院の診療は完全予約制になります。

アクセス
眼形成外科【オキュロフェイシャルクリニック京都】
〒600-8031
京都市下京区貞安前之町589
TM四条寺町ビル4階
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